liberty 自由

liberty / líbɚti

(束縛からの)自由・解放、(選択の)自由、(行動の)自由、勝手な[無作法な]振る舞い、(公認された)特権、(船員の短い)上陸許可(※通例48時間以内、それ以上だと “leave / 休暇” となる。)

Give me liberty or give me death.
我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ。

※アメリカ建国の父の一人 弁護士・政治家 パトリック・ヘンリーの言葉
1775年3月23日にバージニアで行われた有名な演説の結びの言葉である。ヘンリーのこの演説は独立に向かうバージニアの気運を決定づけたと言われる。もう少し長く紹介すると以下の様になる。

It is in vain, sir, to extentuate the matter. Gentlemen may cry, Peace, Peace–but there is no peace. The war is actually begun! The next gale that sweeps from the north will bring to our ears the clash of resounding arms! Our brethren are already in the field! Why stand we here idle? What is it that gentlemen wish? What would they have? Is life so dear, or peace so sweet, as to be purchased at the price of chains and slavery? Forbid it, Almighty God! I know not what course others may take; but as for me, give me liberty or give me death!

問題を先延ばしにするのは無駄な事です。紳士諸君は平和と叫ぶでしょうが、今は平和などありません。戦争は現に始まっているのです!今度北から風が吹けば、銃と鉄剣の響きを運んで来ることでしょう!我らの兄弟は既に戦場にいるのです!どうして我々はここで無為の時を過ごしているのですか?紳士諸君の望みは何でしょうか?いったい何が得られると言うのでしょう?鎖と隷属の対価で購われるほど命は尊く、平和は甘美なものでしょうか?全能の神にかけて、断じてそうではない!他の人々がどの道を選ぶか知りませんが、私はこの道を行きます。我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ!

※extentuate はどの辞書で調べても見つからない単語であったが、文脈からおそらく “extent + -ate” という意味と思われるので以上の様に訳した。

at liberty 解放されて、自由で、暇で
at liberty to do 勝手に~できる、自由に~してよい
grant A liberty to do Aに~する許可[自由]を与える
take liberties with ~になれなれしくする、~を勝手に変える、~という事実を曲げる、~に無謀なことをする
individual liberty 個人の自由
natural liberty 天賦の自由

語源 ラテン語 自由な liber