toddler よちよち歩きの幼児

toddler / tádlɚ, tɔ́dlɚ

(よちよち歩きの)幼児(※1~3歳くらい)、歩き始めの子供

I don’t understand why Cupid was chosen to represent Valentine’s Day. When I think about romance, the last thing on my mind is a short, chubby toddler coming at me with a weapon.
どうしてキューピッドがバレンタインデーの象徴に選ばれたのか解らない。恋愛について考える時に、チビで小太りの幼児が武器を携えてやって来るだなんて最もありえない事だ。

※バレンタインデーに関するそこそこ有名な言葉だが、誰が言ったのかは不明である。
ちなみにキューピッドのオリジナルはギリシャ神話に登場する神エロースで、エロースは本来ヒゲを蓄えた成人男性の姿をしていたらしい。個人的には幼児よりヒゲ面の男性に追いかけられる方が余程ありえないと思う。

toddler [child] car seat チャイルドシート (※日本で馴染みの深い child seat の他、child safety seat, infant safety seat, restraint car seatなど様々な呼び方がされる。)

語源 不明
※なお “toddle / よちよち歩く” はこの語からの逆成語(名詞から生じた動詞)だと言われる。

infant 幼児

infant / ínfənt

(生後一年未満の)乳児(狭義)、(三歳くらいまでの)幼児(広義)、(infant school に通う 4~7歳までの)児童(英)、未成年(法律)、幼児の、幼児向けの、幼稚な、(発達段階が)初期の

※少々ややこしいが、日本語の “幼児” にも厳密な定義と一般的に使用される場合の意味にはある程度の差がある事を思い出して欲しい。医者や教育者や子育て中の親を除き、”幼児” という語の厳密な定義を意識する人は少ない。他言語習得においては、言葉の定義を厳密に覚える事よりも曖昧なニュアンスを捉える事の方が大切だと私は思う。この語の場合は infant = 幼児 と覚えておいて、後で必要が生じれば辞書をひけば良い。

When you’ve seen a nude infant doing a backward somersault you know why clothing exists.
裸の幼児が後ろにでんぐり返しをするのを見れば、どうしてこの世に衣服が存在するのかあたなにも解るだろう。

※イギリスの俳優、作家、ジャーナリスト、コメディアン、司会者、映画監督 スティーヴン・フライの言葉

infant aged ~ months 月齢~ヶ月の乳児[幼児]
infant mortality 乳児死亡率(年間の1000出産当たりの生後1年未満の死亡数)
infant school 幼児学校(英)
male [female] infant 男児[女児]
tuberculosis in infants and children 小児結核

語源 ラテン語 話す事のできない infans (in- + fans「話す “fari” の現在分詞」)

newborn 生まれたばかりの

newborn / njuːbɔ́ːrn, njúːbɔːrn

生まれたばかりの、新生の、新生児の、生まれ変わった、新生児

All the evidence that we have indicates that it is reasonable to assume in practically every human being, and certainly in almost every newborn baby, that there is an active will toward health, an impulse towards growth, or towards the actualization.
我々が持つ全ての証拠が、ほとんど全ての新生児を含む事実上全ての人間に健康を指向する積極的な意思および成長または自己実現への衝動があるとするのが合理的であると指し示している。

※アメリカの心理学者、人間性心理学の父 アブラハム・マズローの言葉
マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」という “自己実現理論” を提唱した。

newborn’s [newborn] arrival 新生児の誕生
newborn baby 新生児
newborn kitten 生まれたばかりの子猫
newborn weight 新生児の体重

※なお”(生後28日以内または一ヶ月未満の)新生児” を意味する医学用語に neonate という語もあり、この語の形容詞形は neonatal である。

baby 赤ん坊

baby / béibi

赤ん坊、赤ちゃん、(動物の)子供、(the baby で)末っ子、赤ん坊みたいな人、(呼びかけで用いて)ベイビー・かわい子ちゃん、自慢の種、関心事、やっかいな役目[仕事]、(修飾語を伴って)人・物、赤ん坊の、赤ん坊用の、小さな、小型の、赤ん坊の様に扱う、大事にする、甘やかす

There is no finer investment for any community than putting milk into babies.
どの様な社会においても赤ん坊にミルクを与える事に勝る投資は無い。

※イギリスの首相、ノーベル文学賞受賞者 ウィンストン・チャーチルの言葉
第二次世界大戦中のラジオ演説で言った言葉である。どんな時でも人間の育成が社会にとって最も重要な責務だという意味であろうが、「教育」ではなく「赤ん坊にミルク」と表現したところに戦時中の切迫感が感じられる一言である。

(be) expecting a baby 妊娠中である
have a baby 赤ん坊を産む
throw the baby out with the bath water 大事な物を無用な物と一緒に捨てる(口語)
baby boom ベビーブーム
baby boomer ベビーブーム世代、団塊の世代
baby bottle 哺乳瓶
baby boy [girl] 男[女]の赤ちゃん(boy [girl] baby とも言う)
baby carriage ベビーカー、乳母車
baby clothes ベビー服
baby formula 粉ミルク
It’s your baby. それはあなたの役目だ。
Don’t be a baby. 子供じゃないんだから(しっかりしなさい)。

語源 中英語 赤ん坊 babe

escapade 脱線行為

escapade / éskəpèid

脱線行為、常軌を逸脱する行為、羽目を外した行為、とっぴな行為、いたずら

I want to keep my Internet escapades from my family.
私がインターネット上でしている悪ふざけを家族に知られたくない。

※Internet escapades というのはおそらく最近できた言葉であろうが、面白い言葉だったので使ってみた。インターネットユーザーならば escapade という語のニュアンスを理解するのに最適な表現だと思われる。なお上記はあくまで例文なので深刻に受け取らないで欲しい。

do escapades 羽目を外す
childish escapades 子供っぽい悪ふざけ
youthful escapades 若気の至り

語源 俗ラテン語 逃げる escapar

prank いたずら

prank / prǽŋk

1.いたずら、悪ふざけ

2.着飾る、おめかしする

I made a little prank on my brother and it made him mad.
兄弟にちょっといたずらをしたら、めちゃくちゃ怒られた。

play a prank on ~にいたずらをする、~に悪ふざけをする
prank call いたずら電話(crank call, phony call などとも言う)
vicious prank 悪質ないたずら

語源 1. 不明 2. オランダ語 気取って歩く pronken

mischief いたずら

mischief / mísʧif

いたずら、わるさ、茶目っ気、損害、被害、迷惑、いたずらっ子、厄介者

Satan finds some mischief still for idle hands to do.
悪魔はいつでも手が空いた者のために良からぬ仕事を見つけ出してくれる。

※イギリスの牧師、賛美歌作家 イギリス賛美歌の父 アイザック・ウォッツ ”Against Idleness And Mischief“より
日本人に馴染みの深い言葉に言い換えると、”小人閑居して不善を為す” といったところであろうか。この賛美歌の歌詞の全文と訳をページ下部にて紹介する。

like the mischief とても、是が非でも
(be) up to mischief いたずらを企んでいる
come to mischief 災難に遭う
do mischief to, do ~ mischief ~に危害を加える・~を殺す(英口語)
get into mischief いたずらをする
make mischief 悪さをする
make mischief between A and B AとBの間に不和の種をまく
mean mischief 害意を抱いている、腹に一物ある
keep ~ out of mischief ~にいたずらさせないようにする
play the mischief with 健康を損なう、(機械を)故障させる、(計画を)駄目にする
author of the mischief いたずらの張本人
Mischief Night ハロウィーン前夜(子供がいたずらしても怒られない、Gate Night, Devil’s Nightなど色々な呼び方がある)
He that mischief hatches, mischief catches. 犯罪の道で育った者は、犯罪によって身を滅ぼす。※ことわざ
The more mischief, the better sport. 悪さをするなら大胆な方が小気味良い。※ことわざ

語源 古フランス語 悪い結果となる meschever

アイザック・ウォッツ ”Against Idleness And Mischief

How doth the little busy Bee
Improve each shining Hour,
And gather Honey all the day
From every opening Flower!

忙しく働く小さなミツバチは
なんと輝かしい時間を過ごしている事だろう
一日中ずっと咲き誇る全ての花々から蜜を集めているのだ!

How skilfully she builds her Cell!
How neat she spreads the Wax!
And labours hard to store it well
With the sweet Food she makes.

なんと上手に巣を作るのだろう!
なんと綺麗に蜜蝋を塗り広げるのだろう!
そして彼女が作った甘い蜜を一生懸命に蓄えるのだ

In Works of Labour or of Skill
I would be busy too:
For Satan finds some Mischief still
For idle Hands to do.

日々の様々な労働の中で
私もまた忙しくある事を望む
悪魔はいつでも手が空いた者のために
良からぬ仕事を見つけ出してくれるのだから

In Books, or Work, or healthful Play
Let my first Years be past,
That I may give for every Day
Some good Account at last.

読書をして、労働をして、健康的に遊んで、
そうして一年が過ぎた後で私はようやく
その日々が良いものだったと言う事できるだろう

※なおこの歌の詩の前半部をもじった “How Doth the Little Crocodile” という詩が、ルイス・キャロルの “不思議の国のアリス” には登場する。

meddle 余計な世話を焼く

meddle / médl

余計な世話を焼く、ちょっかいを出す、干渉する、(他人のものを勝手に)いじる

He who is not very strong in memory should not meddle with lying.
記憶力が相当良い人間でない限り、嘘をつくべきでない。

※フランスの哲学者、作家 ミシェル・ド・モンテーニュ ”Les Essais /エセー”より

meddle in ~に口出しする、~に干渉する
meddle in internal affairs 内政干渉する
meddle with ~に口出しする、~に干渉する
Don’t meddle in others’ affairs. 他人事に余計な口出しをするな。
I don’t want to meddle, but ~ 余計な事を言うようですが、~。

語源 ラテン語 混ぜる miscēre

interpose 間に置く・間に割って入る

interpose / ìntɚpóuz

(物と物の)間に置く、(話に)割り込む、口出しする、介入する、(間に入って)仲裁する

Those who in quarrels interpose – Must often wipe a bloody nose.
他人の喧嘩に口出しする者は、しょっちゅう鼻血を拭わねばならない。

※イギリスの詩人、劇作家 ジョン・ゲイの言葉

interpose ~ between A and B AとBの間に~を置く
interpose an objection 異議を差し挟む
interpose a fence between two houses 2軒の家の間に塀を立てる
interpose between ~の間に割って入る、~の仲裁に入る
interpose in ~に口出しする、~の仲裁をする

語源 ラテン語 間に置く interponere (inter- + ponere「置く」)

interfere 邪魔をする

interfere / ìntɚfíɚ, ìntəfíə

(人、物事が)邪魔をする・妨げる、(他人のものを勝手に)いじる、口出しする、おせっかいを焼く、(他人の喧嘩などを)仲裁する・調停する、(電波や音波が)干渉する、(反則行為で相手を)妨害する(スポーツ)、(馬が走行中に)別の脚を蹴る

I have never let my schooling interfere with my education.
私は学校教育に私自身の学習の邪魔をさせはしなかった。

※アメリカの作家 マーク・トウェインの言葉

interfere in ~に干渉する、~に口出しする
interfere in other people’s affairs 他人の事に口を出す
interfere with ~の邪魔をする、~を妨害する、~を勝手にいじる
I shall come if nothing interferes. 都合がつけば伺います。
Don’t interfere with me. 私の邪魔をしないでくれ。

語源 アングロフランス語 殴りあう entreferir (entre- + ferir「打つ」)