warranty 保証・認可

warranty / wɔ́ːrənti, wɔ́rənti

(製品の品質の)保証・保証書、(不動産取引に関する権利の)保証・保証書、正当な根拠・権限、(法令による)認可・令状

※ warranty と guarantee の意味の違いを説明できる人はネイティブにも少ない。おおまかに言うと warranty は製品の品質の保証をしたり(言い換えると購入者の権利に対する保証)、不動産取引に関する権利の保証、法的根拠に基づく執行権の保証など、権利や権限(rights)に対する保証という意味で使われる事が多い。対して guarantee は “~である事に対する保証、~である事を保証する” というニュアンスが主となっている。

It’s not enough to offer consumers a beautiful flower. It needs to come with an extended warranty to remain lovely for a reasonable period of time.”
顧客に美しい花を提供するだけでは足りません。価格に見合うだけの時間その花が美しさを保つという保証が必要なのです。

※アメリカの環境園芸学者 テリル・ネルの言葉
ネル博士は鉢植えの花や切花を長持ちさせる研究をしている。

under [in] warranty 保障期間中で、保証付きで
without warranty 保証無しで
(be) not covered under [by] warranty 保証の適用外である
come with a warranty 保証付きである
warranty against defects 瑕疵担保責任(不動産取引)
warranty card [certificate] (製品の)保証書
warranty deed 所有権譲渡証書(不動産取引)
warranty period 保証期間
warranty of title 権原保証責任(不動産取引)
warranty policy 保証規定
express [implied] warranty 明示的[黙示的]保証
extended warranty 延長保証
five-year warranty 5年保証
no warranty 無保証、無担保

語源 アングロフランス語 保証する、守る warentir
前回の guaranty及び前々回の guarantee と同語源。

guaranty 保証

guaranty / gǽrənti

(支払いの)保証、保証書、保証人、担保、権利保証

※地域にもよるが現在は guarantee を使う方が一般的である。また guaranty が “保証する” という風に動詞として使われる事はあまり無い。他には guarantee の発音のアクセントが後半の tee であるのに対し、guaranty のアクセントは冒頭の gua である。これらはかつての英語で guarantee が動詞、guaranty が名詞だった事の名残であると思われる。

The Constitution is the sole source and guaranty of national freedom.
合衆国憲法は国民の自由の唯一の源泉であり保証である。

※第30代アメリカ合衆国大統領 カルビン・クーリッジの言葉

guaranty agreement 保証契約
guaranty money 保証金
price guaranty 価格保証
letter of guaranty 保証状

語源 アングロフランス語 保証する、守る warentir

guarantee 保証・保証する

guarantee / gæ̀rəntíː

保証、保証書、保証となるもの、担保、保証人、引き受け人、ギャラ(ギャランティー)、出演料、保証する、保証人になる、請け合う、約束する、確約する

We have no reliable guarantee that the afterlife will be any less exasperating than this one, have we?
死後の世界がこの世界よりも腹立たしいものでは無いという確かな保証はどこにも無い、そうだろう?

※イギリスの俳優、脚本家、映画監督、作曲家、歌手 ノエル・カワードの言葉
Coward (coward=臆病者)とはすごい苗字だと思ったが、本名である。そこで Coward 家の由来ついて調べてみたらノルマン・コンクエスト後にイギリスに移住してきたノルマン人が先祖で、苗字は古英語の “cuhyrde / 牛の見張り番” という語が変化したものらしい。

under guarantee 保証付きで、保証期間中で
as a guarantee for ~への担保として
guarantee a debt 債務を保証する
guarantee a good seat 良い席を確保する
guarantee B A [A to B] AをBに保証する
guarantee to do ~する事を保証[約束]する
guarantee A to be Aが~であると保証する
come with a guarantee 保証付きである
give one’s guarantee that ~であると保証する
stand [go] guarantee for ~の保証人になる
guarantee deposit 保証金
guarantee of quality 品質保証
guarantee period 保証期間
government guarantee 政府保証
a guarantee to do ~するという保証[約束]
lifetime guarantee 永久保証
money-back guarantee 返金保証
one-year guarantee 一年保証
letter of guarantee 保証状、L/G ※貿易用語
joint and several guarantee 連帯保証
I guarantee it. 私が保証します。
There is no guarantee that ~であるという保証は無い。

語源 ”guaranty /保証” の変形
※guaranty のスペルがフランス語の影響を受けて変化したと考えられる。また保証人という意味の法律用語に guarantor という語もある。

assurance 保証・確信

assurance / əʃú(ə)rəns

保証、請け合い、確信、自信[過信]、厚かましさ、(生命)保険(英)

Progress is the activity of today and the assurance of tomorrow.
進歩とは、今日の行動であり、明日の保証である。

※アメリカの思想家・詩人 ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉
順番を入れ替えて “今日の行動による進歩は、明日の保証である” と解りやすく訳す事もできたが、なんとなく元のままの方が語感が良かったのでそのまま訳した。

with an assurance 自信をもって
have the assurance to do 自信をもって[厚かましくも]~する
give A one’s assurance that Aに~である事を確約する[請合う]
make assurance doubly [double] sure 念には念を入れる、石橋を叩いて渡る
obtain assurances from ~から確約を得る
assurance company 保険会社(英)
life assurance 生命保険(英)
quality assurance 品質保証、QA
self-assurance 自信

※保険という意味では主に英国において特に生命保険を指す言葉として使われる事が多いが、”アメリカンホーム保険会社 / American Home Assurance Company” や “ソニー損害保険株式会社 / Sony Assurance Inc.” などの様に会社名では一般的な保険という意味でも良く使われる。

insurance 保険

insurance / inʃú(ə)rəns

保険、保険業、保険金、保険料、(失敗・損失に対する)備え、保険の

Fun is like life insurance; the older you get, the more it costs.
楽しみとは生命保険の様なものだ、年をとれば取るほど金がかかる。

※アメリカの漫画家、ジャーナリスト キン・ハバード
近所の川でフナ釣りしてる老人たちは金をかけてなさそうに見えるが、これもお国柄というやつだろうか。

insurance included 保険料込み(で)
buy insurance 保険に加入する
cancel insurance 保険を解約する
insurance against ~に対する保険、~に対する備え
insurance certificate [policy] 保険証券、保険証明書
insurance company 保険会社
insurance contract 保険契約
insurance doctor 保険医
insurance for ~のための保険
insurance on ~にかけられる[かけられた]保険
insurance salesperson 保険外交員
accident [accidental] insurance 障害保険
car insurance 自動車保険
compulsory [obligatory] insurance 強制保険
casualty [casual] insurance 災害保険
collective insurance 団体保険
death insurance 死亡保険
earthquake insurance 地震保険
educational insurance 学資保険
employment [unemployment] insurance 雇用[失業]保険
fire insurance 火災保険
general [non-life] insurance 損害保険
health insurance 健康保険[医療保険]
liability insurance 賠償責任保険
life insurance 生命保険(米)※英では life assurance
marine insurance 海上保険
matured insurance 満期保険
nonrefundable insurance 掛け捨ての保険
nursing care insurance 介護保険
permanent insurance 終身保険
travel insurance 旅行保険
voluntary insurance 任意保険
(insurance) premium 保険料

startle びっくりさせる

startle / stáːrtl

(跳びあがらんばかりに)びっくりさせる、びくっとさせる、ぎくっとさせる、跳びあがらせる、(思わず体が反応する様な)驚き

Poetry should be great and unobtrusive, a thing which enters into one’s soul, and does not startle it or amaze it with itself, but with its subject.
詩は優れていながらも控えめで人の心に染み込む様なものであるべきだ。そしてその文章ではなく内容で人を仰天させたり唖然とさせるのである。

※イギリスのロマン主義の詩人 ジョン・キーツの言葉

startle back はっと我に返る
startle the world 世の中を震撼させる
(be) startled at ~にぎょっと驚く
(be) startled by ~にぎょっとさせられる
(be) startled to do ~してぎょっとする

語源 中英語 跳びあがる sterten

amaze びっくりさせる・驚き

amaze / əméɪz

びっくりさせる、仰天させる、(驚きのまり)困惑させる・あきれさせる、驚き、仰天

If you tell people where to go, but not how to get there, you’ll be amazed at the results.
人々に行き先を告げても、どの様に行くべきか教えなかったとしたら、あなたはその結果に驚かされる事だろう。

※アメリカの軍人、陸軍大将(General) ジョージ・パットンの言葉
これだけでは何を言ってるのか解りにくいので、同じ様な事を言ったと思われる別の言葉を紹介する。

Never tell people how to do things. Tell them what to do and they will surprise you with their ingenuity.
人々にやり方を教えるな、何をすべきかを教えろ、そうすれば彼らは自ら工夫してあなたを驚かせる事だろう。

– ジョージ・パットン

(be) amazed at ~に驚く、~にあきれる
(be) amazed by ~に驚かされる、~にあきれる
(be) amazed to do ~して驚く
amazed eye あきれた[びっくりした]目つき
amazed face あきれ顔[びっくりした顔つき]
You never cease to amaze me. あなたにはいつも驚かされます。

語源 古英語 仰天させる āmasian (a- + masian「困らせる」)

astound 仰天させる

astound / əstáund

びっくり仰天させる、愕然とさせる

If we did all the things we are capable of, we would literally astound ourselves.
もし我々が自分達にできる事を全て行えば、その事に我々自身が文字通りびっくり仰天する事だろう。

※アメリカの発明王、起業家 トーマス・エジソンの言葉
仮定法過去の表現である。つまり人間は自分に可能な事をすべて実行できるわけではないと言う事だろうか。

(be) astounded at ~にびっくりする、~に愕然とする
(be) astounded by ~にびっくりさせられる、~に愕然とさせられる

※なお上の二つの意味はほとんど同じだが、前置詞によって能動的か受動的かのニュアンスに若干の違いがある。

語源 俗ラテン語 仰天させる extonare (ex- + tonare「雷が鳴る」)
※前回の astonish と同語源。

astonish 驚かす

astonish / əstániʃ, əstɔ́niʃ

(ひどく)驚かす、びっくりさせる、仰天させる

Always do right. This will gratify some people and astonish the rest.
常に正しい事をしなさい。ある人々はその事に満足し、残りの人々はびっくりするだろう。

※アメリカの作家 マーク・トウェインの言葉

astonish the world 世間をあっと言わせる
(be) astonished at ~にひどく驚く
(be) astonished by ~にひどく驚かされる
astonished face びっくりした顔

語源 俗ラテン語 仰天させる extonare (ex- + tonare「雷が鳴る」)

surprise 驚かす・驚き

surprise / sɚrpráiz

驚かす、びっくりさせる、奇襲する、不意打ちする、(人が~している)現場を捕らえる、(驚かせて、不意をついて)~させる・秘密を聞き出す、驚き、びっくり、予期しない出来事、不意打ち、奇襲

What a lovely surprise to finally discover how unlonely being alone can be.
孤独の果てに寂しさを友達にする事もできる、なんて素敵な驚きでしょう。

※アメリカの映画・舞台女優 エレン・バースティンの言葉
回りくどい表現を避けるためにかなり意訳しているので、直訳文も掲載しておく。”独りでいる事が少しも寂しくは無い事もあると最終的に気づく事は、なんて素敵な驚きでしょう。”

by surprise 不意に
in surprise 驚いて
to one’s surprise 驚いた事に
surprise A with [by] ~でAを驚かせる
surprise A (in the act of) doing Aが~している現場を捕らえる
surprise A into doing 驚かせて[不意をついて]~させる
(be) surprised at ~に驚く
(be) surprised by [with] ~に驚かされる
(be) surprised to do ~して驚く
(be) taken by surprise 不意をつかれる
gasp in surprise びっくりして息をのむ
get [have] a surprise 驚く
have a surprise for ~を驚かせるニュース[プレゼント]がある
hide one’s surprise 驚きを隠す
show surprise at ~に驚きを示す
surprise attack 奇襲、不意打ち
surprise exam 抜き打ちテスト
surprise investigation 抜き打ち調査
surprise move 予想外の動き、(将棋やチェスなどの)奇手・奇策
surprise party サプライズパーティ
No surprise there. それは分かります。/ その点については納得できます。
That surprise me. それは驚きだ。
That doesn’t surprise me. それは当然ですね。

語源 ラテン語 掴む、捕らえる prehendere